気象学勉強
さて,前回までは台風について見てきました。 今回は積乱雲のライフサイクルについて見ていくことにします。 メソスケール 積乱雲 積乱雲のライフサイクル ①発達期 ②成熟期(最盛期) ③衰弱期 積乱雲の発達に伴う風 筋状の雲とベナール型対流 【まとめ】学習…
台風回の最後です。 2023年6月初旬に日本に接近してきた台風2号。今回はこの情報をもとに勉強していきたいと思います。 台風の進路予測 台風による風向きの変化 藤原の効果 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 台風の進路予測 下の図は2023年5月26日2…
引き続きの台風の回。今回は台風の構造についてです。 台風の構造 台風内部の温度分布 台風内部の風の分布 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 台風の構造 まずは実際に台風の映像を見てみましょう。 下の動画は台風の目に入って,その構造を捉えたとき…
前回に引き続き,台風についてです。今回は台風の大きさと強さについて。 台風の大きさ 台風の強さ 台風の強さの推定 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 下は2023年6月に日本を通過した台風2号の,5月30日時点での台風についての情報です。 台風の…
2023年6月2日現在,令和5年台風2号が沖縄地方を通過しました。 ちょうど勉強しようと思っていた内容だったので,前回の熱帯低気圧の勉強に引き続いて台風について理解を進めていきます。 台風の上陸 台風とその被害 台風の発生時期 台風の役割 【まとめ】学…
2023年ももう6月になりました,早いですね。 沖縄・九州北部・四国・近畿・東海地方などが5月中の早い梅雨入りとなり,さらに6月1日現在,台風が奄美地方を通過しています。 気象を身近で学ぶ機会でもありますので,今回からは熱帯低気圧と台風について勉…
ここまで夏,冬,春・秋の天気について紹介してきました。今回は四季にくわえ,「梅雨」について。もうそろそろ梅雨の季節ですね。 梅雨に入る前にそのメカニズムについて理解しておけば,お天気博士として自慢できることうけあいです。 梅雨について 沖縄・…
GWが明けて仕事も始まり,再び勉強する時間が減って更新も遅くなってしまいました。 さて今回は春と秋の天気図について勉強したいと思います。まだ私の中でも理解できていない点も多いのですが,じっくり考えてみることにします。 春・秋の天気 偏西風の収束…
前回は夏の高気圧・低気圧について説明しました。今回は冬です。 西高東低の冬型の気圧配置 山雪型と里雪型 JPCZ 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 西高東低の冬型の気圧配置 冬の天気予報で「西高東低の冬型の気圧配置」という言葉をよく耳にします…
今回からは日本の季節による気圧配置について見ていくことにします。 今回は夏。 夏型の気圧配置 太平洋高気圧と台風 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 夏型の気圧配置 気圧配置とは,地球上の高気圧や低気圧の位置関係のことを指します。もちろん日…
ここまで大気の循環や偏西風について見てきました。 ここからは日本の季節と気圧配置について勉強しておきたいと思います。 今回は日本の季節に大きく影響する4つの高気圧(+α)についてです。 日本の季節に影響を与える4つの高気圧 ①太平洋高気圧(夏) …
前回偏西風について勉強しました。偏西風が日本の気象に大きく影響するんでしたね。 私はこれまで,偏西風と言えば飛行機が早く目的地に到着するために利用する大気上層にある西風のイメージが強かったため,天気と絡めて考えることが無く非常に勉強になりま…
さて,この辺りから非常に重要と思われるポイントがいくつも出てきます。中緯度地域(緯度30度~60度)の循環であるフェレル循環に,この地域で発生する偏西風や温帯低気圧など。 なぜこれらが重要なのか?それは日本という国がこの中緯度地域に位置するから…
世の中はGWですが,私は今年はゆっくりと家で過ごしながら,仕事であまり時間を作れなかった気象の勉強に充てていきたいと思います。 今回は,前回少し触れました貿易風について簡単に説明しておきます。 航海と貿易風 貿易風の風向き 【まとめ】学習の要点 …
これまで風について見てきました。地衡風や旋衡風などいろいろな風の種類があるのでした。 今回はもっとスケールを大きく,地球規模の視点から大気の流れを理解していきます。ここは勉強していて個人的に非常に面白いところです,ハイ。 世界の気候 地球の熱…
今回は気圧の測定についてです。どんな原理で,どんな機器で気圧は測定されているのでしょうか。 気圧の測定原理 水銀気圧計 アネロイド型気圧計 電気式気圧計 等圧線が引かれるまで 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 気圧の測定原理 昔から10m以上あ…
今回は湿度計測について見ていきましょう。湿度(相対湿度)はどうやって測られているんでしょうか。 毛髪湿度計 乾湿湿度計(乾湿計) 電気式湿度計 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 湿度計には,毛髪などの伸縮性を利用した毛髪湿度計や,乾球温度…
今回も前回に引き続き気象観測について。 今回は日射・日照の観測です。 太陽放射から受け取るエネルギー 直達日射量 散乱日射量 全天日射量 日照・日照時間 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 太陽放射から受け取るエネルギー 以前,太陽放射によって…
消える百葉箱 強制通風筒(もしくは単に通風筒) 電気式温度計(白金抵抗温度計) そのほかの温度計 最高気温・最低気温 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL さて,今までに地上での降水量の測定方法,風の観測方法などの気象観測について紹介してきま…
ここまで風について見てきました。風は,地上では風車式風速計などを用いて観測し,高層ではGPSゾンデなどを気球につけて飛ばして風向や風速を求めていることはこれまで勉強してきた通りです。 今回は,これらとはまた別の風の観測測器であるウィンドプロフ…
今回は渦度の最後です。実践的に問題を解きながら,その計算方法を学んで(覚えて)いくことにします。 渦度の復習 渦度の問題 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 渦度の復習 まずは復習。 鉛直方向を考えない水平面に風のベクトル場があるとき,ベク…
角速度 惑星渦度 絶対渦度と絶対渦度保存則 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 角速度 以前コリオリの力について勉強したとき,北緯 (ファイと読む)の地点において速度 で運動する物体の単位質量あたりに働くコリオリ力 は と表せ, をコリオリパラ…
4月になりました。今月は風について残っている箇所と,大規模な大気の循環について勉強していく予定です。 まずは風について残っているところから。今回から渦度について3回に分けて説明していく予定です。 渦度とは 渦度の計算 渦度のあるベクトル場 【ま…
前回に引き続き今回も発散・収束について。前回いろいろ書ききれない点もありましたので,実際に問題を解きながら内容を補完しながら説明したいと思います。 前回の復習 発散・収束の問題 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 前回の復習 問題を解く前に…
今回は発散・収束について。少し難しそうですがじっくりとゆっくりと2回に分けて考えていきたいと思います。 発散・収束 風のベクトル場 発散の式とその意味 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 発散・収束 以前,地上風について勉強した回で,高気圧…
今回は,地上付近の大気層について勉強していきます。 地球大気の層の構造 大気境界層の役割と乱流・乱渦 大気境界層の分類 大気境界層の気象要素の鉛直分布 自由大気 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 地球大気の層の構造 地球の大気は地表に近いほ…
今回は温度風についてです。気象を勉強している多くの人が,いまひとつよく分からないと思うものトップ5に入るであろう概念です。 できるだけ原理的なところから分かりやすく理解しようとトライしたのですが,あまりうまく説明できないことが分かり,天下り…
地衡風・傾度風はいずれも平均して上空1km以上の高層で吹く風でした。 今回は地上付近の摩擦の影響を受ける上空1kmまでの地上風について説明します。 地上風 地上風の力学バランス 地上風がもたらす天気 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 地上風 下の…
前回,前々回と地衡風・傾度風を紹介しましたが,今回は旋衡風について見ていきます。 旋衡風とはコリオリの力の影響が無視できるほどに小さいとき,すなわちそのスケールが十分に小さいときに見られる現象に適用されます。 例えば竜巻やつむじ風(塵旋風)…
遠心力 傾度風の力の釣り合い 傾度風の速度の算出 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 前回は地衡風について学びました。地衡風は等高度線/等圧線が直線的に分布するときに,それに沿って吹く高層の風のことでした。 しかし等高度線や等圧線は概ね直線…