11月のとある日,晴れた空の下で遠くに虹が出ていることに気がつきました。
この日は細かい日照り雨も降りました。
こんな時はいつも,黒澤明監督の『夢』という映画の中で,日照り雨が降る日に狐の嫁入りを目撃した少年が虹の下にある狐の家へ謝りに行くシーンが思い出されるのです。
きれいな虹のアーチ。
この日の虹は,主虹だけではなく,その外側に副虹がはっきり。私が副虹を見たのは何年振りかのことです。
虹については以前勉強しています。虹は必ず太陽を背にした方向に現れ,主虹は外側から赤橙黄緑青藍紫と色づく一方,副虹は内側から赤橙黄緑青藍紫という色の並びになります。色の並びが逆なんでしたね。
この日,もっともテンションが上がったのが虹の足を見たとき。
麓の家がすっぽりと虹に覆われていました。こんなに虹の袂をハッキリと見た経験はあまりなかったので,これにはちょっとばかり興奮しました。
詩人・吉野弘さんの『虹の足』という作品にある台詞を思わず叫びたくなりました。
―――おーい、君の家が虹の中にあるぞオ
久しぶりにキレイな虹が見れたので,ここ最近何事にもモチベーションを失っていた気持ちも少しだけ吹っ飛んだのでした。
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さて,11月も中旬ごろまでは暖かかったのですが,下旬ともなると平年並みの涼しさを取り戻し,もうすっかり秋の気配となりました。
前半が暖かかっただけに,秋はあっという間に過ぎていくのでしょうね。
紅葉もすでに見頃が終わったところもあるようです。
この1ヶ月は実技の問題をいくつか解きました。いつも思いますが,記述の仕方が難しいですね。私の回答が合っているのかが分からない。独学の悪い側面です。
12月は仕事の締めや出張などがいろいろ重なるので,とても勉強できるような余裕はないかもしれません。それでも通勤時間や移動時間のわずかなスキマ時間を見つけて参考書などをペラペラめくるようには努力するつもりです。
でも,結局は誘惑に負けて,YouTubeのショート動画を見てしまい時間を浪費するという未来が目に見えてるんですよね。わかっちゃいるけどやめられねぇ。
まぁそれでも,出来るところまではやるって感じですかね。