今月の個人的に興味が湧いた気象関連ニュースについてまとめてみました。
2025年1月の世界平均気温過去最高に
まずは気候変動関連。
今年の1月の世界平均気温が発表されましたが,観測史上最高となり,地球温暖化に歯止めがかかっていない現実が突き付けられました。
パリ協定では,産業革命以前に比べて世界の平均気温の上昇を「1.5℃まで」に抑えるという目標が盛り込まれましたが,2025年1月は産業革命前の水準より1.75℃高かったということで,この1ヶ月だけ見ると(悪い方向に)大幅に上回ったことになります。
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一方,日本のこの1月の気温を見てみると,平年比で0.6℃高かったようで,昨年1月の異常な高温と比べるとやや平年並みへと落ち着いた形になりました。
気象庁の発表では,この理由として,冬型の気圧配置が長続きせず寒気の影響が弱かったこと,全国的に低気圧の影響を受けにくく高気圧に覆われる日が多かったことを挙げています。
2025年の夏も全国的に猛暑と予想
ようやく冬も終わりが見え,この春は何をしようかとウキウキ気分になっているところに,気象庁から今年の夏の天候についての発表がありました。
気象庁では例年,2月25日ごろに「暖候期予報」を発表しており,その年の夏の平均気温や降水量などの大まかな傾向について確認することができます。
今回の発表によると,2025年の夏も全国的に猛暑となる予想になっていました。いやー,結構ゲンナリしますね。
個人的には暑い夏は嫌いではないですが,暑すぎる夏はどこにもお出かけする気が起こらず,家の中で過ごさざるを得ない状況が続き好きではないのです。
下は気象庁発表の暖候期予報解説資料(気象庁 | 季節予報解説資料)から引用した図ですが,平均気温(図左)は平年よりも高くなる予想で,日本列島が赤く染まっています。一方で,夏の降水量(図中央)と梅雨時期の降水量(図右)は灰色となっており,ほぼ平年並みという予想でした。

また,太平洋高気圧の北への張り出しが強まる見込みという発表内容もあり,梅雨入り・梅雨明けが早く,夏の前半から台風の発生が多くなるのではないかと予想している記事もありました。チベット高気圧についても平年に比べ北側に強くなるという予想で,太平洋高気圧とチベット高気圧の影響で日本付近は暖かい空気に覆われやすく,梅雨前線の活動が活発となる時期があり注意が必要とのことです。
地球温暖化の影響も含めて,暑い夏は続きそうです。
2度の寒波の襲来
今年の2月は平年に比べて寒い1ヶ月になったように思われます。
2月上旬に寒波の第一波が,中旬に第二波が日本列島に到来し,特に日本海側を中心に大雪となりました。
今回の二度の寒波が立て続いて日本に襲来した理由として,北極を中心に吹いている「極渦」というジェット気流の分裂があったようです。
なんでも,ロシア周辺とアラスカ周辺にあった上空の高気圧が北極側へと張り出したため,極渦が2つに分裂したのだそうで。風船を左右両側から押さえつけると上下方向に伸びるように,横から押さえつけられた空気が別の方向に逃げて渦の形が変わってしまったのですね。
極渦の分裂に伴って偏西風の蛇行が大きくなり,結果的にはトラフの南下による冷たい寒気の流入が日本付近で起こったことで,この2月は寒くなりました。
ここから先は,三寒四温を繰り返しながら,少しずつ春の季節へと移行していくのですね。しかし,これから花粉の大量飛散が待っており,花粉症の私としては辛い季節となりそうです。
出典