Weather Learning Diary

日常的な気象予測や天気図理解ができるようになりたい気象勉強中の社会人ブログ

気象予報士試験合格までの軌跡②

 

前回からの続きです。人生で初めて受験した気象予報士試験はすべての科目で不合格となりました。その結果を受けて,再び机に向かいます。

 

 

実技試験への着手

 第60回試験結果の不合格通知を受けて,自己採点した結果は一般10点,専門9点という結果だった。それぞれ合格点まで,あと1点,あと2点であった。これをもう少しと見るか,まだまだ遠いと見るかは人それぞれだと思うが,私の場合は,この結果を,ある程度基礎的なところは固まってきたと楽観的にとらえた

 問題は次のアクションをどうするか。学科試験が9点,10点のところを合格点の11点まで上げることと,まだ勉強したこともない実技試験の問題に着手して新しいことをイチから学び始めることとを比較すると,どちらが学びとして伸びしろがあるかは明らかだった。私は学科はそっちのけで実技を始めることに決めた。

 今振り返ってもこの判断は正しかったと思っており,実技試験は学科の基礎の上に成り立っており,逆を返せば,実技試験を解くことは学科試験についても学び直しができるということでもある。さらに,学科の知識がどのように実際の気象解析で応用されているのかが実技を通して明らかになるので,早めに実技に着手することで,学科を勉強するモチベーションも湧きやすいと思う。

 

 気象予報士試験の受験から2週間程度はゆっくり過ごした後,再び机に向かって実技勉強を開始した。勉強を再開して間もなく,次回の気象予報士試験の受験受け付けが開始されたが,当時の状況を鑑みても,そんな中途半端な状態で合格するはずもないと判断して第61回気象予報士試験はスキップすることとした(これも賢明な判断だったと我ながら思っている)。

 そこから2023年末まではある程度高いモチベーションで実技試験の勉強を進めることができた。やったことは主に過去問を解くことと,その分野に紐づく学科などを復習すること。

 

中だるみの時期に

 2024年になって年が明けると,1月下旬ごろから2~3ヶ月ほど中だるみ期間が続くことになる。仕事で遅くなる日も多く,そこから勉強なんてとても出来る状況ではなかったため,とにかく帰宅してからは勉強は一旦置いておいて,十分な休息に充てることが多かった。

 例年,夏の予報士試験(8月末)のあとは,結構早めに冬の試験(1月末)が回ってくるが,冬の試験から夏の試験までは少し間が空くため,ここは中だるみしやすい時期ではないかと思う。特に,私の場合は次の試験まで1年間空くことになり,これまでの勉強を振り返ってみても,ここのダラダラしている時期が一番ツラかった。何もしないのはさすがに心が焦るので,この時期に気象法規について土日に1時間ほどブログを書いて,とりあえず前に進んでいる気になったような暗示を自分にかけていたように思う。

weatherlearning.hatenablog.jp

 

 2024年4月ごろからは,できるだけ早めに帰宅するようにライフスタイルを少し変え,時間的・精神的余裕がある日には帰宅後に実技試験を1題解いて,その週のどこかで振り返りをするという習慣を徐々に体に覚えさせた。

 2024年5月ごろからは専門知識についてもノートにきちんとまとめながら,情報を整理していった。このノートをとることっていうのは重要なポイントだと思っており,ただ問題を解くためのマルバツ用のノートではなく,ちゃんと要点を整理するノートをつけることで,ある程度頭に知識が定着したように感じる。

 

2度目の気象予報士試験の受験

 2024年8月になると,とりあえず過去5~6年ほどの実技試験をだいたい2周し終わっていた。何となく記述の仕方も理解はしてきたが,いまひとつピンとこないまま第62回気象予報士試験を迎えることになった。

 

 試験が終了したときの手応えは正直あまりなかった。1年前も同じく手応えがなかったが,手応えが変わらないということは,この1年で理解度がほとんど進化していないということと同じような意味合いを帯びる。

 ただ一点,実技試験については前回試験時よりも飛躍的に成長していることを感じた。前回受験したときは質問の意味すら分からず白紙も同然だったが,今回はとりあえず解答欄はほぼすべて埋めることができた。

 ただ,目の前の問題を解くことに必死で,問題の状況を脳内で時系列追って整理することが難しかった。目で文章は追えてはいるものの,何が起こっているのか大きい視野で捉えることができていなかった。

 

 1ヶ月半後に試験結果が返された。

 一般知識は不合格,専門知識は合格。実技試験は学科で不合格なので採点されず。

weatherlearning.hatenablog.jp

 自分の手応えとも概ね合致するような結果だったので,喜びや悔しさなどはあまり湧いてこなかった。この1年間は実技試験メインに据えて勉強を重ねてきたため,学科はやや疎かになっていたのは事実だった。ただ,専門知識はノートを用いて整理していたのがプラスに働いたようだ。

 自己採点してみると,専門知識は11点(もしくは12点),一般知識は9点だった。この年の合格点はいずれも10点だったことから,一般知識は2年連続で1点に泣いていることになる。世の中では得点源とされる気象法規は必ず1問間違えがあった。この辺りは克服する必要があると感じたと同時に,一般試験に対する苦手意識がこのとき芽生えた

 また,気象予報士試験では学科の両方に合格しないと,そもそも実技試験は採点すらされないため,実技が合格点に達しているかは正確には分からないが,手応えから考えると,まず間違いなく落第点をとっていると思っていた。すなわち,実技試験は昨年よりもはるかに理解度が高まったとはいえ,まだまだ克服すべき課題は山積みなのだ。

 

 気象予報士試験後から1ヶ月間は試験勉強から離れて日常を過ごしていたが,不合格通知を受け取ってまもなく,再び机に向かって少しずつ勉強を始めた。

 

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ここまで2回目の気象予報士試験の結果までの軌跡でした。次回は合格までを描いていきたいと思います。