毎月恒例の空の観察。
空を見上げる前に,視線を下げてみるとススキが風に揺れているのに気がつきました。
ススキとは何とも秋っぽいですね。尾花とも呼ばれ秋の七草のひとつでもあります。
さて,今月は曇り模様から始まりました。
時には雨も降りました。
秋はちょうど暑い季節と寒い季節の変わり目に当たり,太平洋高気圧が弱まり偏西風が南下してくる時期です。
すると上空の偏西風の強い風に乗って,低気圧や高気圧が短い周期で日本上空を通過するため,天気は変わりやすくなるんですね。
10月中旬以降は日本列島は大陸からの冷たい空気に覆われて大気は安定するようです。こうして秋晴れが続くのですね。
ここ最近の青い空の様子。
巻雲がなんとも美しい夕方がありました。
やっぱり雲は見ていて飽きない。
低い高度の積雲と高い位置にある巻雲。
こうやって見ると二つの雲の高度の違いもわかりやすいですね。
そして星空。
写真右上に光る明るい星は木星です。木星の左下の方には星の集まった明るい箇所が見えますが,これが昴(すばる)です。
昴といえば谷村新司さんが今月亡くなったというニュースが流れてきてネット上でも悲しみの声で溢れましたが,日本のスターがまた一人いなくなるのはなんとも寂しいですね。
最後は10月29日明け方に見られた日本各地で部分月食。私の地域はうっすらと雲がかかっていましたが,月が欠けている様子が確認できました。
月に投影された地球の影。
キレイな写真を撮影することができました。
こんな感じで,季節の変化や時代の移ろいを感じた2023年10月でした。