Weather Learning Diary

日常的な気象予測や天気図理解ができるようになりたい気象勉強初心者のブログ

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【気象学勉強】第27回 衛星画像と雲

今回は衛星から捉えた雲のお話についてです。 気象衛星ひまわり 可視画像 赤外画像 水蒸気画像 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 気象衛星ひまわり 日本ではさまざまな観測機器を用いて気象の観測を行っています。 例えば日本全国に設置されているア…

【気象学勉強】第26回 降水量の測り方

今回は降水量の測定についてです。 雨の量ってどうやって計測しているんでしょうか? 降水量とは 降水量の目安 雨量計による降水量の測定 レーダーによる降水量の測定 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 梅雨時や台風上陸時などにニュースで「1時間に2…

【気象学勉強】第25回 雨が降るまで

今回は雲の中にいる雲粒,そして大きく成長した雨粒の振る舞いについて見ていきます。 雨粒の形 物体に働く空気抵抗 雲粒の終端速度 雨粒の終端速度 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 雨粒の形 雨の形をしずく型で描くことが多いですが,実際には落下…

【気象学勉強】第24回 雲粒・雨粒の成長~冷たい雨

雪のひとひらがダウンジャケットの上に舞ってその形を詳しく観察してみると,肉眼でも六角形であることが分かります。初めて肉眼で雪の結晶を見たときの感動はいまでも忘れられないのです。 冷たい雨 過冷却 氷晶核 昇華凝結過程と凝集過程 雪の結晶 ライミ…

【気象学勉強】第23回 雲粒・雨粒の成長~暖かい雨

ここまでは空気が上昇すると断熱冷却が起こって気温は低下し,その結果ある高度で飽和して雲をつくることを学びました。エマグラムを用いると雲底高度や雲頂高度を明らかにできるのでしたね。 今回は雲の中で起こっていることについて勉強していきます。 雲…

【気象学勉強】第22回 エマグラム②〜解析方法

前回からの続きです。 エマグラムを用いるとどのようなことが分かるか,どのように解析すれば良いのかを勉強していきます。 持ち上げ凝結高度(LCL)~雲ができる高度~ 自由対流高度(LFC)~空気が勝手に上昇する高度~ 平衡高度(EL)~雲頂高度~ 対流抑…

【気象学勉強】第21回 エマグラム①〜エマグラムの見方

エマグラム(EMAGRAM) 乾燥断熱線 湿潤断熱線 等飽和混合比線 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL エマグラム(EMAGRAM) まずは前回の復習も兼ねて,エマグラムについて説明します。 エマグラムとは,Energy per unit mass diagram(直訳すると「単位…

【気象学勉強】第20回 逆転層

エマグラム 逆転層の種類 接地逆転層 沈降性逆転層 前線性(移流性)逆転層 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL エマグラム 下のグラフはエマグラムと呼ばれるものです。ワイオミング大学のサイト(http://weather.uwyo.edu/upperair/sounding.html)か…