冬型の気圧配置
ここ数日朝がぐっと涼しくなりました。ほんの2週間くらい前まで暑い暑いと言っていたのがウソのような気候です。
そして天気図を見てみると夏の気圧配置からいつの間にか冬型の気圧配置が現れるようになっているのですね。ニュースにもなっています。
実際の地上天気図は以下のような感じ。
たしかに日本の東に低気圧が,西には高気圧があって,等圧線も縦方向に日本を横断し,等圧線間隔も狭くなっているのが分かります。西高東低の冬型の気圧配置です。これは以前勉強しました。
北海道や東北辺りでは等圧線の間隔が非常に狭いため,強い風が吹いていると予想されますが,たしかにこの日は北日本では大荒れだったそうです。
これまで夏が暑かったり,冬が寒かったりするのは季節の経過で当たり前と思っていましたが,ちゃんと天気図上でその兆候がとらえられているのに少し感動するのです。
余談ですが,最近は天気図というのはなんだか指紋のようなものだと感じたりもするのです。一つとして同じ天気図はなく,その天気図からその日の気象像が見えてくるんですから。天気図の等高線もなんだか指紋の模様にすら見えてくることもあります。
ただ,私は乾燥肌で冬は指紋がなくなるほど手の指が荒れるので,冬の気圧配置を今後は多少忌々しく眺めてしまうことになるかもしれません。。